筆おろし

 僕の筆おろしをしてくれた女性は、出会い系サイトで知り合った女性なのですが、とても良い人でした。
 そもそも僕が出会い系サイトを始めた動機は、童貞を捨てたいというその一念からです。
 二十歳を迎える時の僕の焦りはそれはもう相当で、多少の器量悪しにも目は瞑るというくらいの思いでした。

 そういう気構えが、メッセージや実際会ってみた女性達にも伝わっていたのでしょうか。ここでも僕はあまりモテず、つくづく自分がイヤになっていた時のこと。

 僕の童貞の悩みをずっとメールで励ましてくれていた女性が、僕の住んでいる街の隣の都市まで用事で来るのだという。
 彼女は、

「よかったらこの機会に会って話してみる?」

 と言ってくれます。

 こうして、ずうっと童貞の悩みをメールで話していた女性と直接会ってみたわけですが、彼女は僕が想像していたような女性ではありませんでした。
 とても美人だったのです。髪の長い、透き通った肌をした女性でした。
童貞狩り体験談
 童貞の悩みなんかを熱心に聞いてくれた人だから、もっとパッとしない女をイメージしていたのです。

 彼女は、

「この際、私が筆おろしをしてあげよっか?」

 と、とても親身になってくれます。

「あなたが私で良いと思うのなら、だけど」

 もちろん諸手を挙げてお願い申しあげました。

 でも、彼女は僕の筆おろしをしてくれた後、どこかへ行ってしまいました。つまり、連絡が取れなくなってしまったのです。
 筆おろしだけでなくて、優しい彼女とずっと一緒にいたいと思っていたのに……
授乳手コキ
手コキ